豊胸手術のシリコンジェルバッグ

1992年頃、豊胸手術の主流として使われていたシリコンジェルバッグは、一時安全性に問題があるとされ、米国食品医薬品局は使用を禁止しました。最近はバッグの種類も増え、手術を行う美容外科によって扱うバッグは違いますが、世界的に普及しているバッグにシリコンジェルバッグがあります。有機ケイ素樹脂は毒性がなく、環境にやさしい物質で、化粧品や医薬品など私たちの身近なところでも多く利用されています。豊胸手術は近年、技術の進歩がめざましく、安全性や完成度の高いバストアップが可能になりました。

最近の女性のファッションは昔に比べてバストが強調されるスタイルが増えました。そして多くの女性にとってバストアップは重要な問題となりました。しかし現在では安全が確認されて、再び多くの医師が使用するようになりました。シリコンを利用した豊胸バッグには2種類あり、一つが液状タイプ、もう一つはコヒーシブタイプです。

シリコンとは有機ケイ素樹脂のことを言います。これは自然界には存在せず、化学反応によって人工的に創り出される有機ケイ素化合物での一つです。豊胸手術には主にバッグ挿入法と脂肪注入法がありますが、脂肪の少ない人や2〜3カップ以上のバストアップを求める人にはバック挿入法が適しています。

感触はジェル系や生理食塩水バッグに比べると硬くなりますが、自然に近いバストの形を作り出すことができるバッグです。体操やサプリメントなどバストアップの方法は多くありますが、最も確実で即効性のある方法は豊胸手術です。液状タイプは以前からあるタイプで、万が一バッグが破れた時には体内へ漏れてしまいますが、近年開発されたコヒーシブタイプはシリコンが漏れない構造になっています。
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